Langendorf社について

Langendorf本社および工場は、ドイツのワルトロップにあり100年に余る馬車時代から続くトレーラ専門メーカーで、特にダンプトレーラーに関する蓄積された経験による技術水準は高く、堅牢性、機能性は日本のメーカーを遥かにしのいでいます。
Mr.Langendorfは、“我が社のトレーラーは20年以上使った中古トレーラーでも市場価値は十分にあります!“と話しています。

経 歴

1898年
ドイツ、ワルトロップに於て現在の4代前のランゲンドルフ氏が馬の蹄鉄と貨物運搬車を製造する鍛冶屋として設立。
1948年
最初の原形ダンプトレーラーの製造開始。
1950年
最初の二転、三転ダンプトレーラーの本格的製造開始。
1952年
積載量16Tで公道を最高時速80kmで走行可能なトレーラーを製造。なお、この当時の従業員は24名だった。
1956年
最初の後軸が左右に広がる低床式トレーラー製造。この世界特許はその後の活動の基盤となった。
1960年
ワルトロップ郊外に現在の工場建設。そのため生産は大いに伸び、会社はより大きく成長した。
1970年
この年代は数回にわたり工場面積を拡大、より成長した。
1991年
ドイツ統一後のベルリン近郊ポツダムで製造を開始、現在に至る。現在の従業員は約600名。最近の10年間において現在ドイツ国内のダンプトレーラーマーケットで15%の占有率を誇り、現在もマーケットリーダーの地位を占めています。
2003年
Langendorf GmbHと組織変更。
2005年
東ヨーロッパ市場に基礎を築くべくルーマニアのメディアスに工場を設立しました。東ヨーロッパにおけるLangendorfの影響力を示すと共に特殊車両メーカーのリーダーとしての位置を強力にしました。
 
Fahrzeugbau Langendorf GmbH URL:http://www.langendorf.de

Langendorf社製トレーラーについて

【 特 徴 】

  • Langendorf社はユーザーに最適なトレーラーをユーザーの要望どうり1輛毎に打ち合わせ設計をして製作いたします。
  • メインフレームは超高張力鋼(85Kg/㎡)をISO58,17及びEU規格EN25.817グループCに準拠して溶接された堅牢軽量構造です。
  • 土砂禁止ベッセルは耐摩耗強力アルミ合金による型物材の組立て構造で接続部分はアルミ溶接されています。
  • 土砂用ベッセルはHARDOX450でループパイプ型に溶接されています。
  • メインフレームも応力のかからない部分巾は狭く、角は丸く、ベッセルのアルミブロックも内側は摩耗を考慮して3.5mm外側は2.5mmというように軽量化に努めて、超軽量Trailer が製作されて高積載量を実現しています。
  • ダンプ装置はEU内で最近70%以上の装着率をもつHyva社の油圧シンダーを装着しています。
  • ブレーキ&サスペンションはこれもEU内60%以上装着されているドイツBPW社とWABCO社の最新式EBSが装着されています。もちろん、空車時は自動的に前軸をリフトして走行可能です。
    またSAF、ディスクブレーキ軸を装備可能です。

【 ベッセル 】

ハーフパイプHARDOX(耐摩耗鋼)強力ベッセル

HARDOX450 スエーデンスチール社製 耐摩耗鋼(120kg/㎡)

  • 最小部材数のわずか4枚の曲鋼板溶接構造のベッセルに+油圧持上式ゲートを取り付けたシンプルな構造です。
  • 横方向に継ぎ目がないのと油圧テールゲートにより排出抵抗がなく、スムーズに排出できます。
  • 標準で床7mm、左右5mmで強力、耐摩耗ベッセルとなっています。オプションとして、床10mm、左右サイド7mmでも製作可能です。また産業廃棄物他、土砂以外で摩擦性が高いものの場合は深ベッセル深さを1650mmまで深く製作出来ます。
アルミ合金(耐摩耗)ブロック組み立て強力ベッセル

アルミ合金の取抜型材でのブロック組立式で溶接できれいに組み立てられています。1号車は現在15年になりますが、石炭、石炭灰等バラ物、積載運搬で現在活躍しています。なお、石炭の場合は10年でもベッセル内部のアルミはわずかしか摩擦していません。
ベッセル深さは1mから1900m(40㎥)まで製作可能です。また、このアルミベッセルには専用の油圧駆動式オートターポリン(油圧駆動式開閉幌 )が設置され、幌掛けの手間、時間はかかりませんので運転者にはとても好評で、また積荷の飛散も全くなく環境面でも好評です。

【 エヤーサス 】

ヨーロッパで使われている一般道路用トレーラーは不整地用を除き、ほぼ100%エヤーサス方式です。これは従来の板バネ式では急旋回時などにはその反発力による転倒の恐れがあり、また空車時の硬さによる跳ね上げ、振動によるクラック等乗り心地の悪さを改善するためにエヤーサスに現在はなっています。転倒事故についての最大原因は傾いた場合従来の板バネは“たわむ”につれて反発力も増しこの力で姿勢を直します。一方エヤーサスの場合はエヤーバック内の空気圧を上げて傾きを調整しますので応答性も良く傾きが少ない運行が可能です。また板バネよりエヤーベローズ(エヤーバッグ)の方が安価で交換作業も簡単で経済的です。